このからだを、包む服。

鏡の前で、

ため息ばかりついている。

だけど、

じぶんの体って、

ほんとうにそういうものなのかな、

とも思う。

この体で、

今日までやってきた。

この足が、この場所へ連れて来て、

この手がいろんなものの温度を選び取ってきた。

そういう

自分だけが仕立てた、

たったひとつのこの体を

そう、なげくこともない。

むしろ、その体温を

今いちばん好きな色で

包んであげればいい。

からだは、

この世にふたつとないギフト。

愛すべきそのからだを、

包む服。

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